団塊世代が75歳以上の後期高齢者になるのが2025年。それ以降高齢化率は上がりつづけ、2060年度の予測で人口の4人に1人が75歳以上という超高齢社会がやってきます。この時病院や施設に入れないで亡くなる「看取り難民」とも言われる人びとは、2030年にピークを迎え、47万人にものぼると言われています。こうした状況を踏まえて、すでに政府も、病院から在宅死の方向にギアチェンジしています。この時に問題になるのは、家で死にたいと思っても、もはや看取る家族がいないということです。(本書より引用、以下同)
- 山崎章郎(やまざきふみお)・・・1947年生。東京都小平市で在宅診療専門の「ケアタウン小平クリニック」開設。在宅ホスピスケアを実践している。
- 松村真司(まつむらしんじ)・・・1967年生。東京都世田谷区にある松村医院院長。地域の在宅医療に力を入れている。
- 英裕雄(はなぶさひろお)・・・1961年生。新宿ヒロクリニックを開設。地域の在宅療養を専門に活動を続けている。
- 秋山正子(あきやままさこ)・・・1960年生。訪問看護師。㈱ケアーズを運営し、新宿区の在宅ケア(訪問看護&訪問介護)に携わっている
- 小山剛(こやまつよし)・・・1955年生。新潟県長岡市の高齢者総合ケアセンター「こぶし園」の総合施設長。介護が必要な高齢者を「施設」から「地域」に戻す活動を進めている。
- 高口光子(たかぐちみつこ)・・・熊本県内のいくつかの介護老人保健施設の看護・介護部長をつとめながら全国各地で講演活動を行っている。三好春樹と並ぶ介護業界のカリスマの一人。
- 藤原茂(ふじわらしげる)・・・1948年生。作業療法士。各地にデイサービス「夢のみずうみ村」を開設し、ユニークなプログラムやサービスで利用者のADLを高め人気を集めている。
- 近山恵子(ちかやまけいこ)・・・1949年生。一般社団法人「コミュニティネットワーク協会」理事長。「友だち村」「ゆいまーる」シリーズ等、多くの高齢者住宅をプロデュースしている。
- 柳本文貴(やぎもとふみたか)・・・1970年生。NPO法人「グレースケア」設立。介護保険制度の枠を越えたホームヘルプ事業を東京都三鷹で展開中。
- 柴田久美子(しばたくみこ)・・・1952年生。一般社団法人「日本看取り士会」代表。看取り士として、依頼者が余命告知を受けてから納棺に至るまでの人生最期のプロデュースを行っている。
- 市原美穂(いちはらみほ)・・・1947年生。民家を利用したホームホスピス「かあさんの家」を宮崎県内で開設し、一人暮らしが困難な人たちの最期を支えている。
本書に登場するひとびとに話をお聞きして、わたしの得た最大の成果は、「安心」でした。こうすればおひとりさまでも家で死なせてもらえる、と。
いっそ冬山にでも行くか・・・。
自業自得か(爆)
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