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参詣日 2017年9月10日(日)
場所  東京都武蔵野市境南町
ご祭神 大国主大神(だいこくさま)&事代主大神(えびすさま) 



 試験勉強の小休止に山登り!と思ったのだが、あまりに暑い。残暑というより出番のなかった夏の逆襲といった感じ。ちょっと外を歩くだけでゲンナリするので、‘気’の向くままに近場の神社でパワーチャージを試みた。
 中央線武蔵境駅下車、徒歩10分の杵築大社(きづきたいしゃ)である。

  
 鳥居横の案内板によれば、慶安年間(1648-1651年)徳川家康の孫にあたる松平出羽守直政が、徳川幕府繁栄を願って出雲大社から「だいこくさま」を勧請し当地に創建。貞享年間(1684-1687年)に境村の氏神様となり、第二次大戦後やはり出雲の美保神社から商売繁盛の神である「えびすさま」を勧請、地域民から篤く信仰されてきたとの由。境内にはほかに八坂神社、富士浅間神社、稲荷神社、金比羅様、弁天様も祀られている。



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 初めて知ったのだが、出雲大社は1871年(明治4年)に改称するまで杵築大社と呼ばれていたのである。
 実は10月に出雲大社に旅行する計画があったのだが、同伴者の都合でキャンセルになった。出雲大社の清冽にして力強い‘気’を浴びるのを、そして寝台特急サンライズ出雲に乗るのを楽しみにしていたので、ちょっとがっかり。「出雲には呼ばれていないのか」と思っていたところであった。
 よもや、こんな身近から呼ばれていたとは!


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 境内は街中にしては立派な木々が立ち並び、濃い日陰をつくっていた。
 富士山を模した築山のほとりに小さな池があって、いかにも涼しげである。


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富士山頂にある社


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富士山頂から境内を見下ろす



 どこからかキンモクセイの香りが漂ってきて、秋の到来を告げる。

 一時、暑さと喧騒から逃れ、‘きづき’を深めた。